ガレリアの地下迷宮と魔女ノ旅団

【生（せい）】 生きていること。生命活動のこと。 活動状態の有機体。

【信念（しんねん）】 己が正しいと信じる考え、信じ念じ抜く意思。 数多の可能性の排除。

【労働（ろうどう）】 生命活動とは別軸でおこないの報酬として対価を得る行為。 人生の意義、やりがいの一つ。ギフト。

【信頼（しんらい）】 実績をもとに、相手を信じ頼りにすること。 一方的な評価。圧力。

【貢献（こうけん）】 周りの物事に対して、役立つように尽力すること。 共同体への寄与はその一員としての絶対条件。

【怠惰（たいだ）】 怠けてだらしのないこと。 究極の幸せの形の一つ。

【権力（けんりょく）】 支配し、他を服従させる強制力。 他者の人生に介入し搾取する力。

【芸術（げいじゅつ）】 心のありようを表現する唯一無二の方法。 技術の過多を競うもの。

【友情（ゆうじょう）】 互いに価値を認め、信頼のもとに成り立つ情愛。 愛の形の一部。

【傲慢（ごうまん）】 他人を見下し、横柄になること。おもい上がること。 世間を知らないこと。

【悪（あく）】 人の道義、倫理、感情に反する行い。 ただし、道義、倫理は立場や時代で変化する。

【残酷（ざんこく）】 生き物に対して、思いやりなく苦しみを与えること。むごたらしいこと。 現実であること。

【義（ぎ）】 利にとらわれず正しい行いをなすこと。道理にかなったこと。 我欲の放棄。

【死（し）】 死ぬこと。生命活動が停止していること。 活動の終焉を迎えた有機体。

【献身（けんしん）】 自身の損得を顧みず、人や物事に尽くすこと。 自己犠牲の精神。

【正義（せいぎ）】 人の道義、倫理に正しい行い。 ただし、道義、倫理は立場や時代で変化する。

【信心（しんじん）】 自身の心を信じること。 仰ぐ相手を信じる信仰とは異なるもの。

【嫉妬（しっと）】 他人の優れた能力や、愛情の行方について恨み妬むこと。 独占と向上の源泉。

【高潔（こうけつ）】 気高く、穢れのないこと、心。 汚点を許さぬ偽りの仮面。

【挫折（ざせつ）】 目的、計画を達成することなく、挫け、折れること。 精神的な敗北。

【憤怒（ふんぬ）】 憤り、大いに怒ること。 人間の力、可能性の源。

【劣情（れつじょう）】 性的ないやしい欲望のこと。 動物的本能に基づく動物的な感情のこと。

【変化（へんか）】 ある状態からある状態へ変わること。化けること。 変化しないもの、ことは存在しない。

【性交（せいこう）】 性的な肉体の交わりであり男女の性器の結合。 生の目的の一つ。

【暴力（ぼうりょく）】 物理的な力、破壊力。 強制的に現状を維持、変化させる強い力。

【愛（あい）】 いつくしみ幸せを強く願う心。 人を人であらせ、人でなくす根源。

【富（とみ）】 価値あるあらゆる物財、精神の安寧。 価値の変化で増減する不確実なもの。

【勇気（ゆうき）】 他者が怖気る困難や危険に立ち向かう心。 確実な勝算があるとダメな無謀の末端。

【無垢（むく）】 あらゆる欲望からかけ離れ、けがれ無く潔白なこと。 存在しないもの。

【快楽（かいらく）】 快い感覚、感情。これを得ることは人生の意義の一つ。 ギフト。

【叡智（えいち）】 深く道理を知り、得ている人。 自身と他者の境界を作るきっかけ。

【赤児（あかご）】 種の幼い個体。幼体。 可能性を失い続ける存在。

【苦難（くなん）】 苦しみ、つらく困難なこと。 人生の意義の一つ。ギフト。

【貪欲（どんよく）】 欲望のままに貪ること。 進化の根源。

古の盟約による召喚と真名の盟約に宣誓した赤証 不定形魂（以下「甲」）と魔女（以下「乙」）は、魔女と魂の古の盟約により、以下の契約を締結する。 1.乙は甲に対し、次条2～6に定める業務を委任し、甲はこれを受託した。 2.甲は乙が求める使命をその真名にかけて遂行しなければならない。 3.乙は甲に対して、その対価をなんら支払う義務はないものとする。 4.依頼遂行のために必要なものは、全て甲が負担するものとする。 5.本件を第三者に口外してはならない。 6.本契約は甲が自ら望んで本世界に干渉する限り有効となる。 上記の受諾に関らず、真名を明かした時点で本契約に同意したとみなす。 また承諾しかねる場合、本書を破棄しすみやかに乙の世界への干渉をやめなければならない。